※「MC」2024年9月25日発行(第1244号)『告白心拍数』リリース時の特集記事を再掲載しています。
──『告白心拍数』はダイナミックなダンスも見どころですが、曲を聴いたときからそういう予感はありましたか?
菅原「曲を聴いたときから踊りそうだなというのは感じていました。
前作の『愛のホログラム』はシリアスな感じの曲調でアップテンポだったけれど、今回は前回以上に踊りそうだなって」
末永「察するというか、選抜メンバーで“次、踊るよね!?”っていう話はしていたんです。
前作と前々作が緩やかというか、しなやかな感じだったので、流れ的にもそろそろ踊るだろうなっていうのはありました」
菅原「今回も振り付けをクリエイト(CRE8BOY)さんが担当するというのは聞いていて。
最近は繊細でキレイに見せるダンスが続いていたので、今回の力強くダイナミックな感じのダンスっていうのがめちゃくちゃ久しぶりで感動しました」
末永「レッスンで踊りながらそろっていく過程で、うわ、かっけぇ自分! ってちょっと思っていました(笑)。
実際、振り入れ自体は難しくて、途中で心が折れてしまって泣いているメンバーもいたくらい本当に大変だったんです。
ワクワクしたのは振り入れが終わってその日の映像をあとから見たときですね。
これはちょっと本番が楽しみだなって」
菅原「MV撮影のときはみんな仕上げてきているので、裏ではいろいろ大変なこともあるんだな、くらいに思っていただけたら!」
末永「私たちも場数を踏んで経験してきたことなので、あんなこともあったよねっていう気持ちでいました」
菅原「今回のMVのテーマとちょっとリンクしているところなんですが、短い期間ではあるけれどメンバーの成長を感じながら撮影したので、個人的にはとてもいい作品になったと思っています」
末永「よりリアリティのあるMVになったよね」
菅原「うん。衣装も今回はみんなバラバラで、踊るために特化されたパンツスタイルなのは共通なんですが、アクセサリーなどはメンバーが好きなのを選んでいたりするので、そこもチェックしてみてください!」
──レコーディングはいかがでしたか?
末永「音が高めというのもありつつ、最近のシングルの傾向でサビに一気に文字が詰め込まれているので、今回も早口言葉がんばりました。
曲をもらって数日後にはレコーディングなので」
菅原「めちゃくちゃ速いだけに、ちゃんと歌えるとすごく気持ちがいい。
2番でさらに盛り上がっていくところも意識して歌いました。
歌詞だと2Bのところ、本当に共感できます」
──どちらかと言えばドキドキして心拍数が上がりやすいタイプなのか、逆にあまり動じないタイプなのか。
菅原「おーちゃん(末永)は本当に顔色変えないんですよ。
はじめてセンターに選ばれたときも変わらなかった。
ニコニコしていていつも通りで、おーちゃんすごいなって思いました」
末永「そういう菅原も顔色変えずにやっちゃうタイプですから!」
菅原「私は最初のほうは結構出ちゃっているんですよ。
でも、おーちゃんは最初から最後まで変わりませんから!(笑)」
末永「(菅原は)最初こそまわりに“どうしよう!?”なんて言いつつ、なんだかんだ、やれちゃう人だからね!」
菅原「おーちゃんは焦りや緊張感すら楽しんでいる感じがまた、すごく余裕のある人に見える」
末永「全然自覚ないんですけど(笑)」
──度胸がありつつ(笑)、心拍数が一番増す瞬間といえば?
末永「一人の現場や外部の方とのお仕事も最初は緊張しますが、瞬間的に心拍数が上がるのは、踊るときのovertureがかかったときです。
1曲目や幕が開く瞬間、直前のovertureが流れてお客さんの声援が聞こえてきたときに、“始まる!”って一気に高まるんですよね。
ステージに出たらおさまるんですけど」
菅原「メイクが終わって開演時間が近づいてくるにしたがって、心拍数が上がっていく感じがあります。
公演ではじめてやるポジションとか、急遽覚えて出るとか、そういうイレギュラーなときは特に。
おーちゃんが言っていたように、overtureが流れると焦るっていうのもわかる。久しぶりの劇場公演に出るときにものすごく緊張してテンパってしまったことがあったので。その日は私のファンの方がたくさん観に来てくれていたこともあって……」
末永「うんうん(笑)」
菅原「ずっと裏で騒いでいたんです。
“大丈夫かな!?”って。
もう音が鳴って振り向く直前まで顔がこわばっていました。
曲が鳴っても緊張していたし、ずっと心拍数が上がっていたと思います」
──ファンの人が多いと安心する感じではないんですか?
菅原「期待されている! と思うと緊張してしまって。
今までのアイドル人生で一番っていうくらい、心拍数が上がっていました」
末永「おお~!」
──一気に心拍数が上がる、ひと目惚れの経験はありますか?
菅原「今回のMVで着たデニムが可愛すぎて、次の日に同じものをネットで購入したんです。
ずっとデニムパンツが欲しくて探していたので、衣装で見た瞬間、このデザイン可愛すぎ! って心拍数バク上がりでした(笑)」
末永「フィッティングのときから、菅原はデニムが欲しい、着たいって言ってたもんね。
私はやっぱり鉄道かなぁ。
まだ乗れていないんですが、写真でときめいたのは、“えちごときめきリゾート雪月花”。
緑がきれいなところを走っているので、車体をリアルに見たいし乗りたいしで、想いは募るばかりです(笑)」
──このシングルが発売になる秋にやりたいことは?
菅原「『SKE48 16th Anniversary Festival 2024』の開催がとにかく、楽しみです!」
末永「お祭りですから。
プライベートではテーマパークの年間パスポートを買ったので、いろんなメンバーと一緒に遊びに行きたい。
今まであんまりテーマパークに行っていなかった人生なので、今年こそ! と思っています」
菅原「今年SKE48を卒業した高畑結希ちゃんと、相川暖花ちゃんと菅原茉椰で、8月末に卒業した“林美澪ちゃんを愛でる会”っていうのをやっていまして。
4人でテーマパークへ行きたいねって話をしているので、それをぜひ秋に叶えたいです」