『カノエラナ』ミューズクリップ(第1234号)特別インタビュー

2024年06月15日

※「MC」2024年4月25日発行(第1234号)『イロドリ』リリース時の特集記事を再掲載しています。
 
 
──新曲「イロドリ」は、オリジナルTVアニメ「夜のクラゲは泳げない」のオープニング主題歌。タイアップが決まった時の感想を教えてください。
 
「アニメオープニング主題歌、そしてオリジナル作品ということで  嬉しさ反面、自分で大丈夫なのか????? という感情の4:6でせめぎ合っておりました。
それはそれはもう頭と心が大運動会で…今となってはなんとか自分もヨルクラの一部になれたのかなと岩陰から頭だけチラリする気持ちでおります。
先行上映会の時に1話と2話を無事見届けて、今はとても安心&嬉しい気持ちでそこら中を泳いでおります」
 
 
 
──カノエラナさんは、「夜のクラゲは泳げない」にどんな印象を持っていますか?
 
「「"今"を生きる人にこそド直球で刺さる」「なんだかこの感情に心当たりがある気がする、でもなんだっけ? 上手く言語化できない」「好きって言えない世の中にあえて好きの隙間を進んでみる」「歩き出せば誰かと繋がる」作品だなと思いました。
最初にヨルクラのタイトルをお聞きした時に"夜?? クラゲ…??? 泳げない…??? 変わったタイトルだなぁ…浮遊感のある不思議系の作品なのかな?? 暗いのかな?? でも背表紙が同じような本の中でこのタイトルがもしもあったなら自分は読んで確かめてみるなぁ"と一番に思ったことを覚えています。
肉々しいと言うとちょっと言葉が違うかもしれませんが、とにかく登場人物が本当に近場で生きている気がして…渋谷に影を探してしまうほどに豊かな表現がされていて、とても緻密で繊細だなと驚きました」
 
 
 
──楽曲を制作する際、意識したことを教えてください。
 
「ヨルクラの世界とカノエの世界が上手いことバランスを取れるように…と、何度もトライしました。
自分自身が"こうだ!!!"と頑固に思ったとしても、それがいわゆる"共通の認識"ではなかったりもしますし、言いたいことがあるのにメロディーが違う所にいきたがってるから言えないなぁとなって出来上がっていたのに組み替えたり…いつも作詞作曲はパズルなので、ああでもないこうでもないと言いながら作って壊してくっ付けての制作をしました。
作っている時の明け方の雰囲気が割とそのまま出ている珍しいタイプの曲になったかなと思います。
ライブを想像しながら書いた曲でもあるので、実践するのが楽しみです!」
 
 
 
──聴きどころを教えてください。
 
「突き抜けるサビが一番印象に残るのかなと思います。
そこに行き着くまでの道のりが割とジェットコースターで(毎曲そうなりがちですが)歌うの難しそうだなぁ~~~と他人事で聴いたりしています。
一番困るのは自分自身です…。
今回はボーカルがパリッと耳にくっつくサウンド感になっているかなと思いますので、より声の変化がわかりやすく楽しめるのかなと思います。
"君と共鳴""今を懸命"のところは是非覚えていただいて、ライブで叫んでいただけると大変嬉しく思います!」
 
 
 
──これからチャレンジしてみたいことはありますか?
 
「宅録機材と向き合うチャレンジをしていこうと思っております。
合間で趣味のマインクラフトでも土地開拓・建築しながら…とにかくいつでも頭の中は何かを作るイメージを絶やさないこと、それが今後やり続けたいことなので、適度にお外に出つつ引き篭もろうと思います! 
お外に出てのインプットも大切なことだとここ数年で学びましたので、行ってみたい喫茶店リストをクリアしていくチャレンジもしていきたいです」
 
 
──最近のマイブームを教えてください。
 
「焼き芋を食べることです! 甘々ほかほか! 美味しいです!」
 
 
 
──最後に、読者へメッセージをお願いします。
 
「アー写で威圧感出がちですが、全くそんなことはないです!!! にっこり!!! 
お初にお目にかかる皆様、二度目、三度目の皆様、いつも見守ってくださる優しい勇者の皆様、わたくしカノエはいつも自由きままにのんびりと活動しておりますが、やはり実際にガツンと生の音を体全体で浴びることができるのはライブだけでございます。
一期一会、今この瞬間のイロドリは今だけのもの!ですからね。
曲を一曲も知らなくても言葉が自然に入ってくるようなライブをすることを常に心がけておりますので、是非気軽な気持ちでカノエというコンテンツに触れていただけると嬉しいです! 
迂闊に迅速にさぁ、「ヨルクラ」から「イロドリ」からおいでませカノエラナの世界へ!」


 

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