『See-Saw』ミューズクリップ(第1228号)特別インタビュー

2024年03月12日

※「MC」2024年1月25日発行(第1228号)『去り際のロマンティクス』リリース時の特集記事を再掲載しています。
 
 
──新曲「去り際のロマンティクス」がリリースされます。今作は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のエンディングテーマ。「ガンダムSEEDシリーズ」のテーマソングを担当するのは「あんなに一緒だったのに」「君は僕に似ている」に続いて3作目ですが、エンディングテーマのお話を頂いた時の心境を教えてください。
 
石川智晶「ガンダムSEED、ガンダムSEED DESTINYと関わらせて頂きましたが、思えば最初の出会いから約20年くらいになります。
長い時間をかけて、再びこの作品が自分の前に戻ってきた意味を感じながら、今の自分にしかできないものを作らせて頂こうと思いました。
なによりオファーを頂けたことに感謝です」
 
梶浦由記「「ガンダムSEEDシリーズ」でSee-Sawを知って下さった方もたくさんいらっしゃると思いますし、私たちにとっても大変思い出深い作品です。
待望の新作で、再び「EDにSee-Sawの曲が欲しい」と言っていただけたのは心から光栄で幸せなことだと思っておりました」
 
 
 
──約19年ぶりの新曲ということで、反響も大きかったかと思いますが、いかがですか?
 
石川智晶「この作品に新たな熱量を持って後悔なく作らせて頂いたので、皆様に喜んで頂ければそれだけで嬉しいです」
 
梶浦由記「私も大好きな作品でしたが、これだけ時間が経っても、ファンの皆様に支持され続けている作品なのだなあ、ということを改めて深く感じました」
 
 
 
──タイトルにはどのような想いが込められていますか?
 
石川智晶「『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』はガンダムSEEDシリーズの特別な節目となる作品になると思いましたので、それを今の自分の心境と重ね合わせながら、ふさわしい言葉を見つけたと思ってます」
 
 
 
──「去り際のロマンティクス」はどんな楽曲でしょうか?
 
梶浦由記「「あんなに一緒だったのに」の印象がやはりスタッフの皆様も強かったようで、その続編ではないですが……そのイメージをある程度取り入れて作ってみようと作曲いたしました」
 
 
 
──当時と比べると、楽曲の制作過程に変化はありましたか?
 
石川智晶「楽曲作業において、昔よりやはり気持ちにだいぶ余裕があることです」
 
梶浦由記「制作過程には特に大きな変化はありません。
監督から作品についての思い、お話を直接伺ってから作曲に入りました。
逆に、私たちにとっては長い年月が経っていますが、作中の人たちにとってはそうではない、ということも気をつけねばなとは思っていました」
 
 
 
──レコーディングでのエピソードがあったら教えてください。
 
石川智晶「「あんなに一緒だったのに」の頃の歌い方に戻してレコーディングしました。
それが「ガンダムSEED」の色を強くする印象になるかなと思ったので。あくまでも自分の感覚ですが」
 
梶浦由記「レコーディング前になりますが、曲ができてから石川さんの歌詞が上がってくるのがとても早くて、驚きました。
監督とかなり濃い打ち合わせをされていたようで、イメージがとてもはっきりあったようです」
 
 
 
──最近のマイブームがあれば、教えてください。
 
石川智晶「旅行です。
予定は組まずに思い立ったら行きます」
 
梶浦由記「マイブーム……うーん。
ビーツでポタージュスープを作るのにハマっています」
 
 
 
──最後に、読者へメッセージをお願いします。
 
石川智晶「長い時間をかけて「ガンダムSEED」が戻ってきました。いつの時代にも、絶対的な存在感があるこの作品に、また今の自分で新たに色をつけることができて大変光栄に思っています。「ガンダムSEED」が皆様のそれぞれの人生にどんな風に関わってきたのか、その一つ一つもドラマだと思います。歩んできた時間を喜びあえるように『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を共に楽しみましょう」
 
梶浦由記「思い出深いSEEDシリーズ、皆様も待ち焦がれていたでしょう新作、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にてSee-Sawの曲を聴いて頂けるのを本当に嬉しく思っております。この素晴らしい作品のラストシーンを彩るに相応しい楽曲であることを祈っております。本編ともども、どうぞお楽しみいただけますよう!」


 

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