『宮野真守』ミューズクリップ(第1199号)特別インタビュー

2023年01月16日

 
※「MC」2022年11月10日発行(第1199号)『THE ENTERTAINMENT』リリース時の特集記事を再掲載しています。
 
 
──アルバムタイトル『THE ENTERTAINMENT』には、どんな想いが込められていますか?
 
「世の中のエンタメがまだいろいろな状況下にある中で、昔みたいにアルバム発売をしたからライブをやるというのは難しくなってきていると思います。
 
舞台やテレビなどで自分の活動としては多くのチャレンジをさせてもらっていますが、音楽は自分発信のメッセージを伝えるものですよね。
 
今の自分にできる最善、エンタメを諦めたくないという思いを込められたらと制作を進めていきました。
 
ちょうど30代最後の歳ということもあり、落ち着くのは40代になってから考えればいいから、30代最後ド派手にいこう! という攻めの姿勢を崩さないようにもしています。
 
まだ落ち着いている場合じゃないなと(笑)」
 
 
 
──アルバムの聴きどころを教えてください!
 
「リード曲「THE ENTERTAINMENT」は、70年代ソウルを取り入れた楽曲です。
 
僕の楽曲制作にたくさん携わってもらっているstyさんと今回もご一緒にできることになりまして。
 
これまでstyさんとはR&Bやダンスミュージックなど色んなジャンルの曲を作ってきました。
 
きっとファンのみなさんには新鮮で、新しいジャンルの音楽として聴いてもらえたんじゃないかと思っています。
 
歌い方に関してもこれまでより技巧的になっていて、みなさんも歌いたくなるようなコーラスワークにもなっているので、何度でも聴いてもらえたら嬉しいです。
 
ほかにも新曲が3曲収録されています。
 
 
「THE ENTERTAINMENT」もそうですが、どれも“エンタメを諦めない姿勢”をテーマに各クリエイターさんと制作をしました。
 
「Butterfly」は男女の関係を描くような展開の物語性が強い楽曲があっても良いなと思い、「Beautiful Night」などを作っていただいたSHOWさんとご一緒させていただきました。
 
頼もしい男性が女性をリードしているようなイメージの楽曲になりました。
 
途切れることなく歌が入っているので、ボーイズグループが歌っているようなイメージでも聴いていただけたら(笑)
 
 「行こう!」は、今年の劇団☆新感線の舞台出演をきっかけにご縁ができた森雪之丞先生と岡崎司さんにダメ元でお願いをしたら、快諾いただきまして。
 
これまでになかった歌謡曲テイストの楽曲ができたので、ライブでもみなさんに聴いていただけるのが楽しみです。
 
岡崎さんの熱いメロディーと雪之丞先生にしか書けない歌詞が何度聴いても癖になります。
 
「TEAM」はライブの最後に歌える曲が作れたらというのが出発点でした。
 
その上で僕にとってのライブとは何かを考えたときに、ファンのみなさんやサポートメンバー、スタッフが頭に思い浮かんだんですね。
 
そのみんなを想った歌を作れたらと思い、歌詞も誰かに言われるまでもなく自分で書きまして、プロデューサーに『もう書きました』と提出をしてしまいました(笑) 
 
ライブでは無発声ということが決まっていたので、“この曲の中ではみんなの声がちゃんと入ってるよ”ということを伝えたくて合唱曲にしています。
 
サポートメンバーやスタッフにレコーディングスタジオに集まってもらいコーラスも録らせてもらいました」
 
 
──今作のジャケット写真は、カートゥーン調のフォントが際立ち、洗練されたスタイルでポップなデザインで、まさに宮野さんの“ENTERTAINMANT”のイメージそのもので素敵です。
 
「デザイナーさんと打ち合わせをして、大人を感じるものではあるものの、ポップさを取り入れたスタイルを目指していきました。
 
今の自分に合ったスタイリッシュではあるものの遊び心を忘れないデザインになったと思います」
 
 
──最近、プライベートでハマっていることはありますか? 
 
「ゲームでは「モンスターハンター ライズ」をやっています。
 
あまりプレイする時間が作れてはいないのですが、去年と変わらずソロプレイヤーとして頑張っています(笑)」
 
 
──約3年振りのアリーナライブツアーも待ち遠しいです。このアルバムを引っ提げたライブへの意気込みを教えてください!
 
「自分の活動、エンタメを見せていくという意味で「ENTERTAINIG!」というライブタイトルにさせていただきました。
 
まだ世の中の状況的に様々な制限があるかと思いますが、今の自分にできることやみなさんに楽しんでいただけることをチームで準備しています。
 
“宮野真守のライブは面白い!”と思ってもらえるものを打ち出していけたらと思っています。
 
ライブツアーとしては約3年ぶりですので、各地のみなさんにも会えるのも楽しみです!」


 

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