ツイッターなどのSNSで音楽ライブのチケットを買うのは危険だというニュースが話題になっている。危険な理由は「相手が本当にチケットを持っていて渡す気があるかわからない」ということに尽きる。
なぜ、騙されてしまう人が後を絶たないのか?
「お金を振り込んでもライブコンサートのチケットが送られてこない」そんなチケット詐欺にあった女性の話が話題になっている。
この被害にあった女性は、チケットを譲ってもらう約束をした男性から「歌手の楽屋に連れて行ってあげる」と甘い誘いを受けたという。
さらに歌手と思われる人物と連絡を取っている男性が一緒に写っている写真も送られてきた。
嘘かもしれない。
でももしかしたら「本当に会えるかもしれない」、そういう期待を女性は抱いてしまった。
このとき女性は「男性が詐欺かもしれない」という疑いよりも、ファンの歌手に会いたいという強い気持ちから、「確証バイアス」という心理状態に陥ってしまった可能性がある。
そしてなんと驚いたことに、この男性との一番最初のチケット売買の取引は正常に行われたとのこと。
これらのことから女性はこの男性のことを完全に信じ切ってしまった。
そして後日、男性からお金が足りないので振り込んで欲しいとの連絡があったそうだが、その男性のことを信じている、また、断ったら相手の機嫌をそこねて歌手の楽屋に連れて行ってくれないかもしれない。
そう感じて男性に現金を振り込んでしまった。
その後、2回目のチケット売買の際、現金を振り込んだところ、相手の男性と連絡が取れなくなった。
この被害女性は合計で約25万円騙し取られた。
詐欺の手口はどんどん巧妙になっていき、どんどん新しいライブチケット詐欺が出てきている。
どうしても好きな歌手のライブに行きたい。
そんなファンの純粋な気持ちを利用した詐欺には注意しましょう。