2015年10月31日は全国的にかなりの盛り上げを見せたハロウィン。特に全国でも注目されていた渋谷ハロウィン。
2014年はゴミの散乱や公共・商業施設のトイレなどを汚したり長期的に占拠するなど悪い話題ばかりが目立ち、今年はどうなるのか注目されていた。
11月1日に届いたニュースは過去最高の盛り上がりを見せたハロウィンの様子と大量のゴミで汚された街の姿だった。
ネット上ではゴミが散乱した街の様子や情報が拡散されているが、現地に行った人にしかわからない問題点もいくつかありました。
そこで実際に行って感じた、渋谷ハロウィンで起こった気になる出来事を簡単にご紹介していきます。
※約5時間ほど渋谷の街を撮影・観察して、身近で起きた問題点を書いてますので全ての問題点が書かれているわけではありません。
また、気になる出来事を上げていますので問題点ばかりでなく、参考にしたい点もご紹介しています。
下記に書いた出来事は、渋谷に仮装して来ている全ての人に当てはまるわけではありません。
なかには小さな出来事もありますが、来年以降のハロウィンに向けて少しでも改善の種になればと思います。
現地に行った人が教える渋谷ハロウィンで起こった気になる出来事
・2014年のハロウィンと比べとてつもなく人が集まっている。また、W杯や年末年始とは比べものにならないほど、多くの人が渋谷に集まり、道は大混雑していた。
・仮装はせず、周りの仮装を見るために来ている人もかなり多くいた。
・渋谷ハロウィンに来た人の多くは、特に目的があるわけでもなく渋谷をただ歩き回って気になる人と写真を撮っている。
そのため時間が経つにつれて、やることがなくなり道に止まってお酒を飲む人が多くいた。
・完成度が高い、またはおもしろい仮装やコスプレをしている人は大人気でいろんな人から写真を撮ってほしいと頼まれる。
初対面同士でも気になる仮装を見つけたら、気軽に話しかけ一緒に写真を撮るのが当たり前となっている。
つまり、まったく見知らぬ人同士が、気になった仮装している人を見つけ声をかけて写真を撮る、というのが渋谷ハロウィンの主な楽しみ。
・しかし、道の真ん中で止まって、写真を撮るという行為が当たり前のように行われている。
そこら中で写真撮影が行われるおり、大混雑もあってかほとんど前に進めなくなる。
同じように、4人以上の複数人グループたちが同じく複数人グループに声をかけ道の真ん中で撮影会をする。それによりさらに前に進めなくなり混雑が悪化する。
そういった周りの迷惑を考えないグループが多数存在していた。
・コスプレに慣れている人は道の端っこに滞在し、声をかけられた人と写真を撮る。
通行人の迷惑にならないよう道の端に止まっている人が多い。
・混雑しているにも関わらず、後ろからかなりの勢いで人を押しながら強引にかき分けて歩く男性グループが何組かいた。
人が密集しているなかを押しながら無理やりかき分けていくので多くの人が倒れそうになるなど危険な場面がいくつもあった。
・目立ったおもしろい仮装をしている人が歩いていると初対面にも関わらず、すれ違う時にいきなり頭を叩いておもしろがるグループが何組かいた。
・外国人観光客も飲んだ酒の缶など、ゴミをポイ捨てしていた。
・仮装をしている女性グループに対し男性グループが近づき、初対面にもかかわらず激しいボディタッチをするが、拒否しない女性も多くいた。
そういった現象が多く見られるため、痴漢してもバレない、触っても平気だと勘違いしている男性は多かった気がした。
もちろん拒否している女性の方が多くいたが、感覚として2割ほどの人は容認していた。
つまり、周りに迷惑を与えていたり印象を下げていたのは若い男性が多かったように思う。
・11時を過ぎると電車で帰る人も多かったが、それでもまだ渋谷に残っている人は大勢いた。0時以降は疲れているにも拘わらず、なぜか帰らずに道端で座り込んでいる人が多数。
ネガティブな出来事を多く上げたが、
渋谷に集まったほとんどの人はマナーを守り、仮装をして楽しんだり、いろんな人の仮装を見て楽しんでいた
ということはわかってもらいたい。
一部の若い男性たちによる迷惑行為がかなり目立っていた。
最後に、2015年渋谷ハロウィンを振り返ってみると、一部の
・マナーを守らない人
・目の前の楽しさに夢中になって、周りの迷惑が考えられなくなっている人
・自分たちが楽しければ街や周りはどうなっても関係ないと思ってしまっている人
・お酒や混雑のイライラで冷静な判断ができず問題を起こしてしまう人
が街を汚したり、問題を起こしてハロウィンの印象を下げていると感じた。
一部の人が行った問題行為のニュースばかりが話題になるのでマナーを守っている人たちの本当の姿が見えにくい部分はあると思う。
それでも来年はさらに大規模な規制か封鎖がされるだろうなあ。
多くの人が渋谷に集まり過ぎた。キャパを超えた人がこんなに集まるとこんなことになってしまうのか、というのがわかっただけでも貴重な体験だった。
