クリープハイプの新曲「百八円の恋」は聴いているだけで痛い。痛くなってくる。目の前で起こっていることから目をそらさず、美化もせず、本質を浮き彫りにしていく歌詞が特徴のクリープハイプだが、「百八円の恋」はいつにもまして痛々しい。
尾崎世界観のハイトーンボイスも心にぐさりぐさりと刺さっていくような情感にあふれている。
クリープハイプ 「百八円の恋」
「痛い」というフレーズが次々と炸裂する「百八円の恋」。まるでボクシングでジャブでも打っているようだ。
「百八円の恋」は映画『百円の恋』の主題歌。映画の中で、ボクサーの存在が重要であることも関係しているのだろう。
12月3日には、尾崎世界観が責任編集を務める雑誌『SHABEL(シャベル)Vol.1』も発売される。雑誌「SHABEL」のコンセプトは、尾崎世界観が自身の視点で様々なテーマを“掘って"“しゃべる"というもの。
Vol.1では「写真」がメインで特集される。尾崎世界観の世界にもっとどっぷりはまりたい人にはもってこいの企画だ。
クリープハイプ 第6弾シングル
11月5日発売予定『百八円の恋』
キーワード説明
ハイトーンボイス…高い音程歌う声
エモ…感情的な歌・歌い方