八王子Pのメジャーサードアルバム『Twinkle World』が初音ミクファン、そしてエレクトロポップファン感涙の内容になっている。
まず、初音ミク楽曲で重視される歌詞の内容。健気でひたむきな想いがあふれる歌詞が印象的な「Twinkle World feat. 初音ミク」、やきもちをやいている姿がいじらしい「Carry Me Off feat. 初音ミク」など1ボーカロイドという枠を超えて命を吹き込まれた存在を感じられる。初音ミクファンも納得の内容だ。
八王子P 「Twinkle World」
そして、初回限定盤に付属するこの2曲のミュージック・ビデオの内容もすばらしい。「Twinkle World feat. 初音ミク」では、白を基調とした無垢なディーヴァとしての初音ミクを表現。「Carry Me Off feat. 初音ミク」では、それとは対照的な黒を基調とした構成。歌詞の内容に合わせ、細かな感情の揺れも表情に表す「人間臭い」初音ミクに。ディレクターはわかむらPが務めた。
サウンド面では、エレクトロポップやEDMの要素を取り入れるのがうまい八王子Pならではのテイストに。「Twinkle World feat. 初音ミク」の間奏や「Super Sonic Love feat. 初音ミク」のスピーディーなメロディ、「Still Love You feat. 初音ミク」のピアノの美しい旋律に心をつかまれたリスナーも多いだろう。
初音ミクの他にはGUMI、巡音ルカ、杏音鳥音といったボーカロイドとフューチャリング。全14曲がアルバムに収録される。
八王子P メジャーサードアルバム
発売中『Twinkle World』
【八王子P・オフィシャル・サイト】