レスリング吉田沙保里が人生初の銀メダルで号泣…マルーリスが勝てた理由とは

2016年08月19日

 過去12年間、オリンピック3連覇を成し遂げた女子レスリングの吉田沙保里がリオオリンピック決勝で敗れ、人生初の銀メダルを獲得することとなった。
 
負けた瞬間、吉田沙保里は号泣した。
金メダルが獲れなかった思いもあって「ごめんなさい」という言葉を言い続けながら泣く姿に多くの人が心を打たれた。
 
 
吉田沙保里が謝る必要はない。
勝負の世界はどうなるかなんてわからない。
それなのに今年も吉田沙保里が当たり前だと思っていた。
ごめんなさい。
銀メダル獲得おめでとうございます!
 
そんな銀メダル獲得への祝福の声が多く集まった。
 
 
オリンピック3連覇、過去12年間オリンピックで負けなし。
それはどれだけすごいことなのか。
想像するのはとても難しいことだが、そんな吉田と決勝で戦った対戦相手に注目したい。
 
 
吉田を破り、金メダルを獲得した対戦相手はアメリカのヘレン・マルーリス選手(24歳)。
マルーリス「彼女はヒーローです。彼女と戦うこと自体大変な名誉なのです。彼女と戦うことを夢見てレスリングを頑張ってきました。」
 
そう答えた彼女のレスリングを始めたきっかけが、なんと「吉田沙保里」。
 
12年前、マルーリスが12歳の頃、人生で初めてオリンピックで金メダルを獲得した吉田沙保里を見て憧れ、女子レスリングを始めたという。
 
世界中の強豪たちが吉田沙保里と対戦することを避けるなか、両親の猛烈な反対を押し切り、吉田沙保里と戦うことを夢見て頑張ってきたヘレン・マルーリス。
 
吉田沙保里が産んだレスリング選手と言ってもいいだろう。
吉田を倒すためだけに、自分の夢を叶えるために、幼い頃から周囲の反対を押し切って頑張ってきたヘレン・マルーリスに負けたのなら納得するしかない。
 
 
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