2016年5月24日に、海上保安庁の調査で南海トラフ巨大地震に関する新たな事実が発覚しました。南海トラフ巨大地震(東海地震)に関する詳しい調査が行われたのは今回が初。
この調査のおかげで、南海トラフ巨大地震がどれくらいの規模や被害をもたらすのか、いつ発生するのか、より詳しい調査ができるとのことです。
南海トラフ巨大地震は、「東日本大震災を超える震災になる」「最悪33万人の人に被害が出る(東日本大震災の死者数は約19000人)」と言われ、いま最も警戒されている地震の一つ。
2016年になって、南海トラフ巨大地震に関する話題なニュースは色々ありました。
なかには、5月17日に未来人が来るからその日に地震来るかもしれない、という噂が広がりニュースになることも。
しかしNHKではそういった根拠のないデマは信じないよう注意を出しています
現在の科学技術では、時期・場所・地震の規模を特定した地震予知ができる可能性があるのは唯一東海地震で、それも「可能性がある」程度です。他の地震については現在のところ予知はできません。つまり日時と場所を特定した地震を予知する情報、しかも公的機関以外の情報は「デマ」と考えられます。続く
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2016年5月16日
南海トラフ巨大地震(東海地震)は震源域が海底にあるため調査が難しく、いままで詳しい情報はあまりわかっていませんでした。
そんな南海トラフ巨大地震に関して、公的機関である海上保安庁の調査で新事実が判明。
地震の原因となる「ひずみ」を東海~九州地方という広い範囲の海で発見しました。
特に、東海と四国ではその「ひずみ」が特に進行していることがわかり、警戒が必要とのことです。
【南海トラフ 四国や東海の沖合で特にひずみ】海上保安庁が行ったGPSによる海底地盤の観測で明らかに。専門家は想定される巨大地震の揺れや津波の大きさをより詳しく予測するうえで重要だと指摘。https://t.co/Cc32dEHUhg pic.twitter.com/7RJdqufgOt
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2016年5月23日
いつ、どれくらいの規模と被害が出るのかなどの詳しい情報はまだわかりませんが、今回の海上保安庁の調査で南海トラフ巨大地震により発生する震度や揺れ、津波の大きさなどより詳しい予測ができるとのことなので、今後の発表を待ちましょう。
こちらのニュース記事では、実際に南海トラフ巨大地震(東海地震)が発生したときのCGイメージ動画が見れるので気になる人は見てみてね。