“♪赤いきつねと緑のたぬき”というCMソングは、誰もが歌える国民的なフレーズなのではないのだろうか。また、あのフレーズを聞くと、無性にあのカップ麺を食べたくなるのは私だけではないはずだ。
そんな老舗となるカップ麺のCMには、これまた大御所の武田鉄矢氏が出演し続け、完全にその場所はゆるぎなく「赤いきつねと緑のたぬき=武田鉄矢」というイメージがついているのも事実だ。
このおかげでどんなCM構成になっても安定感があり、スーパーで赤いきつねをみると、武田鉄矢氏が浮かんでくるという完全なる相互リンクができていた。それなのにも関わらず、その定番を引っくり返す大ニュースが飛び込んできた。
それはなんと、武田鉄矢氏がこの赤いきつねと緑のたぬきのために、アイドルプロデュースをするというのだ。たしかに、今の日本はアイドル戦国時代。どこを見ても可愛らしくて親しみやすいアイドルが微笑んでくれる。そんな戦場にわざわざ飛び込まなくても…と思うのだが、きっと意味があってのことだろう。
そしてついに発表されたアイドルグループの名前は赤マルダッシュ☆。CMでは武田鉄也氏とも共演を果たし、レッスン編のCMでは、武田鉄也氏の迫真の演技で、まるであの金八先生を彷彿とさせるような熱い指導を見ることができる。なるほど、これはアリだ。
そして、そんな厳しいレッスンを乗り越えた彼女たちのメジャーデビューがついに決定! 手元に届いたCDのタイトルには、「食べて、笑って、生きていく。」の文字が…。なんとも、間違いなく、赤いきつねを想像してしまう。
そしてこのCDをセットし、一体どんな曲が流れてくるのだろうとざわざわした心を落ち着かせるように再生ボタンを押すと、そこから流れてくるのは美しいピアノの繊細な旋律。優しく、ゆったりと始まるサウンドは、とても温かく、聴き手の心に浸透する。なんとも、素敵なメロディなのだ。
放課後の誰もいなくなった淡い空気を想像させる憂いのあるサウンドと、「負けそうになるときは、いつでも帰ってくればいい」と歌い放つ歌詞は聴き手の心をぎゅっと掴み、キュンとさせる。何度でも繰り返して聴いていたい温かい楽曲は、多くの人に安らぎを与えてくれるはずだ。
そして歌詞カードを覗いてみると、面白いのがソバや、ハ“ダシ”など、うどんに関するところがカタカナ表記になっているところ。偶然なのかどうなのか、遊び心にも注目してもらいたい。
カップリングには、ヒャダインこと前山田健一の楽曲「赤マル 急上昇ダッシュ!!!!」も収録。こちらもしっかりカップ麺のイメージを元に作られており、「美味しいもん食べて笑ってりゃALL RIGHT!」と歌い放つ。両極端な楽曲だからこそ、彼女たちの面白さと可能性をさらに感じるはずだ。
デビューシングルとしては、圧倒的に印象を残すこととなった赤マルダッシュ☆ 。果たして、今後どう成長していくのか、楽しみだ。赤いきつねと緑のたぬきのCMソングだからこそ、コシがあり、長年愛され続けるユニットになることを願ってやまない。
文:吉田可奈
MAJOR DEBUT SINGLE
「食べて、笑って、生きていく。」
10/22 ON SALE
タイアップ
「食べて、笑って、生きていく。」<東洋水産「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」2014年CMソング>
「赤マル 急上昇ダッシュ!!!!」<東洋水産「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」2013年CMソング>
【赤盤】CD:COCA-16934 \1,204+税
① 食べて、笑って、生きていく。
② 赤マル 急上昇ダッシュ!!!!
③ うわさのジャパニーズボーイ(赤マルダッシュ☆ver.)
④ 4 colors
【緑盤】CD:COCA-16935 \1,204+税
① 食べて、笑って、生きていく。
② 赤マル 急上昇ダッシュ!!!!
③ うわさのジャパニーズボーイ(赤マルダッシュ☆ver.)
④ Beside you
【黒盤】CD:COCA-16936 \1,204+税
① 食べて、笑って、生きていく。
② 赤マル 急上昇ダッシュ!!!!
③ うわさのジャパニーズボーイ(赤マルダッシュ☆ver.)
④ 5 Minutes Ruler
【白盤】CD:COCA-16937 \1,204+税
① 食べて、笑って、生きていく。
② 赤マル 急上昇ダッシュ!!!!
③ うわさのジャパニーズボーイ(赤マルダッシュ☆ver.)
④ Sticky Heart
EVENT
TOYAMA GIRLS UP FESTA
12/14(日)テクノホール(富山産業展示館)